"この「価値への取り組み」は、ドラッカーが「あらゆる組織が三つの領域における成果を必要とする」と言っている内の第二の領域にあたる。
ちなみに、第一の領域は「直接の成果」であるとし、これは企業では売上げや利益などの業績を指す。病院では治癒率である。
このことからすると、組織にとって直接の成果は少なすぎたり、ゼロの状態だと全く事業活動を行うことが出来ない。最悪は死に至る。一方、価値への取り組みは、少量でも機能はする。
ただし、「技術面でリーダーシップを獲得すること」を新しい技術で世の中に変革を起こし貢献すること。「一般家庭のために最も安く最も品質のよい財やサービスを見つけ出すこと」を一般家庭のために最高のものを低価格で提供すること、と言い換えるならば少量とはいえ、とても重要なものであり、将来、直接の成果へと繋がって行くものである。
このように、価値への取り組みは直接の成果とは違い、それ自体がゼロでなければ重大な危機に陥るという訳ではない。
しかし、非常に重要な役割を担っている。そして、他の組織と自分たちの組織を差別化するのも、この価値への取り組みの「価値」である。" https://yaplog.jp/happpykarate/archive/131