"ここでは「自由な時間」と「アプローチ」に注目したい。
「二次的な仕事を後回しにすることによって自由な時間をつくる」というアプローチは、かなりの人が行っているやり方ではないだろうか。
しかし、これでは「時間に対する新しい要求が出てくると、自由な時間や、そこでしようとしていた仕事のほうを犠牲にしてしまう」とドラッカーは述べている。
さらに、「数日あるいは数週間後には新しい危機や些事に食い荒らされて、せっかくの自由にできる時間は霧消している」と、言うのである。
では、どのように対処するのがベストか。ドラッカー流のアプローチは以下である。
@初めに本当に自由な時間がどれだけあるのかを計算する
A次に適当なまとまりの時間を確保する(つくる)
B非生産的な仕事が確保した(自由な)時間を蚕食しないようにする
ポイントは、最初に確保した時間をスケジュールに割り付けたなら、その時間で重要な仕事を行う。それ以外の仕事はこの時間では行わない。それを遵守する。
二次的な仕事を後回しにするというアプローチでは、たいした仕事はできない。最初にまとまった時間をどれくらい作れるか計算し、まとまった時間をスケジュールに組み込んだなら重要な仕事以外は行わないことである。" https://yaplog.jp/happpykarate/archive/131