"(前回続き)
今日は「集中力」について。
一般的に物事を生産的に行うためには、一つのことに意識を向けて(集中して)行う方が、様々なことを同時に並行して行うよりも(注意が散漫にならず)、遥かに生産的だ。
当然だが、注意が散漫だと能率はあがらず成果は期待できない。したがって、仕事の能率をあげるためには、ドラッカーの「選択と集中」とともに「集中力」も重要だ。
では、どのように「集中」状態をつくるのか。例えば、自分自身を客観視し、いま自分自身の意識がどこにむいているのか「意識的」に客観視してみると良い。
そうすると「何に」意識が向いているのかが分かる。なすべき仕事に意識が向いていないようなら意識的になすべき仕事に意識を向けるべきだろう。
前回と今回で、集中についてドラッカーの「集中」と「集中力」の両方の面から考えてみた。人は多様性を持っており、様々なことに適応するすばらしい能力をそなえている。
ただ、成果に格段の差が生じるとすれば、時間をどれだけ有効に使うことができたかの1点につきると思う。そのために「選択と集中」も「集中力」も両方大事だ。
最後はドラッカーの言葉で締めくくりたい。
「集中は、あまりに多くの仕事に囲まれているからこそ必要となる。なぜなら一度に一つのことを行うことによってのみ早く仕事ができるからである。時間と労力と資源を集中するほど、実際にやれる仕事の数と種類は多くなる」ドラッカー" https://yaplog.jp/happpykarate/archive/131