"「戦時中に連邦政府で成功した人たちはみな貢献に焦点を合わせていた。その結果、仕事の内容とともに価値の相対的な比重まで変えることができた。失敗した人たちのほうが、よく働いていたという例も多い。しかし彼らは自分に挑戦しなかった。努力の方向を変える必要に気づかなかった」
ドラッカーによれば、第2次世界大戦中に様々な既に職業を持った民間人がワシントン政府機関に集めれ、その中で比較的容易に成功する人と、そうではない人が現れた。
どちらも能力には差がなさそうであるのに、「なぜこのようなことが起こるのか?」と疑問に思い、そこから彼らの観察が始まった、と述べている。
観察し続けた結果、成功する人たちは、みな貢献に焦点を合わせていること、そして、貢献する3つの成果@直接の成果、A価値への取り組み、B人材育成への比重を仕事の内容と共に変えていたことが分かった。
(次号へ続く)"
2022年01月22日
2022年01月21日
No.3553プロフェッショナルの条件Part2#3貢献を重視する91F10【上司が部下に何かを言おうと努力するほど、かえって部下が聞き違える危険が大きくなる。部下は、上司が言うことではなく、自分が聞きたいと期待していることを聞き取る】P.F.ドラッカー連続投稿世界一 3,553日目(2022年1月21日)感謝!!
"ドラッカーは「今日、情報処理を自動化すればするほど、効果的なコミュニケーションのための機会をつくらなければならなくなった」と言う。
コミュニケーションとは、つまるところ言葉の送り手と受け手の相互の理解によって成立するもの。
「コミュニケーションとは、知覚であり、期待であり、要求であり、情報ではない。それどころかコミュニケーションと情報は相反する。しかし、両者は依存関係にある」と言う通り、受け手側に大きく依存する。
上司部下の関係に限らず、eメールなどによって文字情報だけを発信すれば、送り手の声のトーン、表情や言葉からのニュアンスが除外され、受け手と送り手の間でその真意が共通理解されないことがある。
このことから、人の感情的要素を取り除いた文字情報の伝達では、知覚が奪われコミュニケーションは成立し難い。真にコミュニケーションを行うには、相互理解のための時間を確保し、しっかりと話し合うことが必要だ。"
コミュニケーションとは、つまるところ言葉の送り手と受け手の相互の理解によって成立するもの。
「コミュニケーションとは、知覚であり、期待であり、要求であり、情報ではない。それどころかコミュニケーションと情報は相反する。しかし、両者は依存関係にある」と言う通り、受け手側に大きく依存する。
上司部下の関係に限らず、eメールなどによって文字情報だけを発信すれば、送り手の声のトーン、表情や言葉からのニュアンスが除外され、受け手と送り手の間でその真意が共通理解されないことがある。
このことから、人の感情的要素を取り除いた文字情報の伝達では、知覚が奪われコミュニケーションは成立し難い。真にコミュニケーションを行うには、相互理解のための時間を確保し、しっかりと話し合うことが必要だ。"
2022年01月20日
No.3552プロフェッショナルの条件Part2#3貢献を重視する91L8【「組織、及び上司である私は、あなたに対しどのような貢献の責任をもつべきか」「あなたに期待すべきことは何か」「あなたの知識や能力をもっともよく活用できる道は何か」を聞く。こうして初めて、コミュニケーションが可能となり、容易に行われるようになる】P.F.ドラッカー連続投稿世界一 3,552日目(2022年1月20日)感謝!!
"ドラッカーは「今日、われわれは互いに理解し合い、互いのニーズや目標、感じ方や仕事の仕方をしるためにコミュニケーションを確保しなければならないことになった」と言う。
現代社会は組織社会。成果をあげるためには、共に働く人の生み出すものに依存(利用)しなくては成果をあげることは出来ない。
したがって互いを知るための相互理解は必要不可欠だろう。相互理解とは、つまり相手の強み、仕事の仕方、価値観、目標としている成果、貢献などを聞き、また知らせることだ。
この「聞き、知らせる」というコミュニケーションについてドラッカーは、「コミュニケーションは、声や文字を含め直接の接触によってのみ可能となる」と言っている。
e‐mailなどではなく、まとまった時間を確保して、互いを知るためのコミュニケーションをとりたいものだ。"
現代社会は組織社会。成果をあげるためには、共に働く人の生み出すものに依存(利用)しなくては成果をあげることは出来ない。
したがって互いを知るための相互理解は必要不可欠だろう。相互理解とは、つまり相手の強み、仕事の仕方、価値観、目標としている成果、貢献などを聞き、また知らせることだ。
この「聞き、知らせる」というコミュニケーションについてドラッカーは、「コミュニケーションは、声や文字を含め直接の接触によってのみ可能となる」と言っている。
e‐mailなどではなく、まとまった時間を確保して、互いを知るためのコミュニケーションをとりたいものだ。"