"歴史は数百年に一度大きな転換期を迎えるとし、1969年の『断絶の時代』において4つの分野で断絶(非連続)が起こると述べている。
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(前回続き)
4つの分野における非連続的進化とは、
@新技術・新産業が生まれる。同時に、今日の重要産業や大事業が陳腐化する。
A世界経済が変わる。世界は一つの市場となり、グローバルなショッピングセンターとなる。
B社会と政治が変わる。社会は多様な組織から成る組織社会となり、今日のあらゆる問題が組織に任されている。そこで、現実を支配している最大の中央集権組織である政府への幻滅が広がる。
C知識の性格が変わった。知識が中心的な資本・費用・資源となった。
いかがだろうか?改めて見てみると、すでに起こっていること、続いていることが判る。今、私たちが生きるこの時代は、まさに大転換期のさなかと言え、ドラッカーは2025年頃までこの転換期は続くと見ている。
(次号へ続く)"