"「われわれは貢献に焦点を合わせることによって、基本的な問題の一つについて解決に近づくことができる。混乱と混沌に対する対応であり、それらのうち意味あるものと雑音にすぎないものとの識別である」とドラッカーは言う。
つまり、成果をあげるうえで必要な4つの「基本条件」のほかに、貢献に焦点を合わせることは「基本的問題の解決」に近づくと言うのだ。
そもそも私たちが成果をあげることを困難にしている要因の一つは、「日常業務に取り囲まれている」ことだ。
どういうことかと言うと、日常の業務の中で何が「重要な意味ある仕事」で、何が「派生的な仕事」かが分からないため、流れに任せて仕事をしていると処理に追われて浪費し、達成できたはずの成果があげられない、というものだ。
(次号へ続く)"