"「戦時中に連邦政府で成功した人たちはみな貢献に焦点を合わせていた。その結果、仕事の内容とともに価値の相対的な比重まで変えることができた。失敗した人たちのほうが、よく働いていたという例も多い。しかし彼らは自分に挑戦しなかった。努力の方向を変える必要に気づかなかった」
ドラッカーによれば、第2次世界大戦中に様々な既に職業を持った民間人がワシントン政府機関に集めれ、その中で比較的容易に成功する人と、そうではない人が現れた。
どちらも能力には差がなさそうであるのに、「なぜこのようなことが起こるのか?」と疑問に思い、そこから彼らの観察が始まった、と述べている。
観察し続けた結果、成功する人たちは、みな貢献に焦点を合わせていること、そして、貢献する3つの成果@直接の成果、A価値への取り組み、B人材育成への比重を仕事の内容と共に変えていたことが分かった。
(次号へ続く)"