2022年01月26日

No.3558プロフェッショナルの条件Part2#3貢献を重視する86F5【直接的な成果が何であるべきかが混乱している状態では、成果は期待しえないA】P.F.ドラッカー連続投稿世界一 3,558日目(2022年1月26日)感謝!!

"ドラッカーは「その一つの例が、イギリス国営航空会社の業績、あるいはその業績不振である。国営航空会社は、第一に、事業として運営されるものとされていた。第二に、イギリスの国家政策および大英連邦の有機的結合の体現として運営されるものとされていた。しかも第三に、現実にはイギリス航空産業を維持するために運営されていた。このように直接的な成果に関してさえ三つも目標があり、事業の運営がそれらによって引き裂かれ、板挟みになっていたのでは、いかなる成果もあげようがなかった」と述べている。

このケースは、直接的な成果目標が複数あったのでは、成果をあげることが困難であることを示している。

しかし、現状は「もちろん直接的な成果といっても、銀行の証券代行部のように誰にも明白なものばかりとは限らない」と言う。

直接の成果がどのような組織でも明白である、とは言えない。また、その答え(直接的な成果は何か?)がすぐに見つかるとも限らない。

このような時は、一度「われわれの事業は何か?」、「われわれの顧客は誰か?」、「顧客の価値は何か?」、「成果は何か?」、「計画は何か?」を検討し、再定義する時期なのかも知れない。

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posted by 剛 at 06:39| Comment(0) | ドラッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする