2022年02月28日

No.3591プロフェッショナルの条件Part2#3貢献を重視する88L4【知識労働者は、ほとんどが専門家である。事実彼らは、通常、一つのことだけを非常によく行えるとき、すなわち専門化したときにのみ大きな成果をあげるA】P.F.ドラッカー連続投稿世界一 3,591日目(2022年2月28日)感謝!!

"(前回つづき)

ドラッカーが原価計算の担当者、市場調査の専門家、コンピュータの専門家、政府機関の予算担当者、病院で働く精神病のケースワーカーも独自の仮定、関心、用語、独自の専門領域をもつという意味において生科学者と同じように「科学者」である、と述べている。このように現代ではほとんどの人が独自の専門領域をもつ専門家だ。

専門知識とは、高度化するほど専門化する。専門化された知識ほど、自分一人だけで組織の成果をあげることは難しい。ほとんどの専門家は、他の専門家がアウトプットしたものを使うことで成果をあげる。したがって、互いを知る、理解する、受入れるといった努力が一層必要となるのだ。"
posted by 剛 at 06:24| Comment(0) | ドラッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月27日

No.3590プロフェッショナルの条件Part2#3貢献を重視する88L4【知識労働者は、ほとんどが専門家である。事実彼らは、通常、一つのことだけを非常によく行えるとき、すなわち専門化したときにのみ大きな成果をあげる@】P.F.ドラッカー連続投稿世界一 3,590日目(2022年2月27日)感謝!!

"ドラッカーは高い生活水準というものが創造と変革の経済を前提としているとし、労働の主体が肉体労働から知識労働へと移り変わったことに伴い、肉体労働者よりも知識労働者の労働時間は増ている、としている。

これは単に知識労働の時間増えたと言うことではない。知識を使って何かの付加価値や仕組みをつくりだすには、肉体労働が主流であった時には考えられなかったような知識や技術、道具が必要であり、あるいは逆に知識、技術、道具が発達したことによって、新しい仕事や働き方が生まれたりと言うことだ。つまり、現代社会に生きる私たちは増々高度化、専門化した知識を必要とされる仕事をしている。

(次回へつづく)

"
posted by 剛 at 08:45| Comment(0) | ドラッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月26日

No.3589プロフェッショナルの条件Part2#3貢献を重視する89F5【知識ある者は、常に理解されるように努力する責任があるD】P.F.ドラッカー連続投稿世界一 3,589日目(2022年2月26日)感謝!!

"「知識組織においては、成果をあげる仕事は、多種多様な知識や技術をもつ人たちで構成されるチームによって行われる。彼らはフォーマルな組織構造に従ってではなく、状況の倫理や仕事の要求に従って、自発的に協力して働く」とドラッカーは言う。

つまり、知識組織では正式な部署・係はあるものの、状況によって必要とされる能力や知識をもった人間が集まり、チームとして協力しながら成果をあげることを示している。

したがって、このチームの一員として必要とされた知識労働者は、チームとして成果をあげるために自らの専門知識や能力を十分に発揮しなければならないことは、勿論、その専門知識に基づく判断が適切であるためには、その分野に関しては誰よりも詳しく専門家(プロ)であるべきだ。

また、その意思決定がチームはもとより、組織全体に大きな影響を与えるため、専門家(プロ)として責任は自らにあると考えなくてはいけない。"
posted by 剛 at 06:44| Comment(0) | ドラッカー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする