"(前回続き)
この場合、二、三人の年とった工員を解雇しても合理化効果は認められない、と言う意見を退け解雇をしてしまった。そのために事業危機が去った後、役員の合理化の功績は皆の記憶から忘れられ、年とった工員に無慈悲だったことだけが皆の記憶に残った。
この問題は、「何もしないと何が起こるか」との問いが無かったことだ。年とった工員を解雇しても合理化効果が認められないのであれば、この意思決定は不要だったとも言える。
このように、意思決定においては、放置しても大した問題が起こりそうにない時は、『何もしない』という意思決定があることを覚えておく必要がありそうだ。" https://yaplog.jp/happpykarate/archive/131