"ドラッカーは、「決定には常に間違う危険が伴う」と言う。選択肢をA案、B案、C案・・・のように、2つ以上もつことが出来れば次の策を取ることは可能だ。
しかし、ひとつの策しかもたない場合は「お手上げ」の状態になってしまう。しかも、それらの案は意見の対立によって、すでに十分検討し、みなが中身について理解済みであるため改めて中身について検討する必要はない。
したがって、意思決定はいくつかの選択肢の中からの選択と言いうが、選択肢のない状態は当初から結論付けられた決定と言える。
決定の当初から「間違う」ことはあまり起こらないにしろ、決定時の前提条件だったものが変わってしまうことは起こりえる。その時に選択肢が他になければ、まさに「お手上げ」途方に暮れてしまう。
ドラッカーは、いわゆる「カリスマ」を嫌うが、カリスマやワンマンによって他の人間が「反対意見」を言えないような雰囲気の組織については改善の必要があるのかも知れない。" https://yaplog.jp/happpykarate/archive/131