"「あるいはまた、問題の内容が十分明らかになっていないために間違うことがある。一九六六年、アメリカの自動車業界が突如自動車の安全性について攻撃されるようになった原因、およびそれが不意だった原因もここにあった。安全性の問題に注意を払わなかったという非難は間違っていた。注意を払わないどころか、道路の安全性や運転の教育には非常な力を入れていた。事故の多くは安全でない道路や安全でない運転によって引き起こされていた」
「正しく運転すれば安全であるように設計していたものを、正しく運転しなくとも安全であるように設計しなければならなくなっていた。自動車業界はこのことに気づいていなかった」
この例は「本当の問題を正しく」捉えきれなかったところに起因している。もし、自動車業界がこの問題を表面の事象にとどまらず、「本当の問題」が何であるかを追求していたなら、このような事態は防げたかも知れない。
(次号へ続く)
" https://yaplog.jp/happpykarate/archive/131
2022年12月03日
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