"「従来の経営管理者が現場対応で処理している典型的な問題の例として、在庫や出荷に関する日常の意思決定がある。例えば支店の営業部長は次のようなことを知っている」
「顧客Aは、厳しい工程管理のもとに工場を動かしており、納入予定日に納入しないと大変なことになる。顧客Bは、原材料や資材の在庫に余裕があり、納入が数日遅れても切り抜けてくれる。顧客Cは、すでに不満をもっており、口実さえあれば他社に切り替えようとしている。さらにまた工場の誰に頼べば、便宜を図って出荷してくれるかを知っている」
「そのような経験上の知識に基づいて、支店の営業部長というものは現場の状況に対応し仕事を処理している」
このような意思決定や仕事の処理が可能なのは、人が知覚的だからだ。知覚的ということは、情報が全て揃わなくとも、おおよそ全体像を把握し処理する能力がある、ということ。それゆえ、この営業部長は顧客A、B、Cそれぞれの状況に合わせて対応することが可能。
(次号へ続く)" https://yaplog.jp/happpykarate/archive/131
2023年02月01日
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