ドラッカーは、「コンピュータを戦略的意思決定に使うには、明確な条件分析が不可欠であり、それには高度な判断力が必要だ」と説く。
しかし、現実のエグゼクティブは、日々の雑務に追われ、本当に重要なことを見失いがちだ。その結果、本来注力すべき外部環境への目が疎かになる。
ここでコンピュータを活用すれば、重要な意思決定に集中せざるを得なくなり、優先順位が明確になる。雑務から解放され、本来の業務に専念できるのだ。
さらにドラッカーは、コンピュータが中間管理職を意思決定者に変え、全員が判断力を求められる時代が来ると予見する。
つまり、コンピュータを正しく使えば、重要な仕事とそうでないものを区別し、全員が意思決定者となる。これにより、トップ・エグゼクティブは内部業務から解放され、外部環境に集中できるのだ。
2025年03月17日
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